DB151

 

1.無対価会社分割とは?

名前の通り、対価の支払いを伴わない分割です。同一企業グループ内での組織再編成の場合は、無対価分割が一般的です。
 

2.無対価分割の取扱い

原則:「非適格分割」

例外:一定要件を満たす場合は、「適格分割」

 

3.無対価分割で適格となるケース

株主の支配価値に変動がない場合に、「適格」となります。次の要件を満たすケースです。

分割法人と分割承継法人の間に、完全支配関係&分割後も完全支配関係が継続
分割前に、次のいずれかにあてはまる

  • 承継法人が、分割法人の発行済株式等の全部を保有する関係(分割型)
  • 一の者が分割法人及び分割承継法人の発行済株式等の全部を保有する関係(分割型)
  • 分割承継法人(及びその分割承継法人の発行済株式等の全部を保有する者)が分割法人の発行済株式等の全部を保有する関係(分割型)
  • 分割法人が、分割承継法人の発行済株式等の全部を保有する関係(分社型)

 

グループ⑥
 

4.仕訳例

無対価でも、適格会社分割に該当する場合は、適格会社分割の仕訳と同様です。

5.株主が個人である場合の注意

無対価会社分割の要件である「一の者」には、特殊の関係のある個人(親族等)は含まれません。
つまり、完全支配関係を判定する際の「一の者」とは異なる点、注意しましょう(株主間で株式価値の移転が生じるケースは、「適格」とはならない)。
 
この論点は、「無対価合併」と同様です。無対価合併のページもご参照ください。

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