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損益計算書には、さまざまな種類の「利益」が表示されています。
売上総利益、営業利益、経常利益などですね。
こんな感じです。

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これらの利益には、それぞれ意味があります。
 

 

1.売上総利益とは?

本業(商品・サービス)で稼いだ利益を示します。粗利益とも言われますが、会社が販売するモノ・サービスでの直接の競争力を表しています。
 

売上総利益=売上高-売上原価

 

2.営業利益とは?

本業によって稼いだ利益(売上総利益)から、営業活動で生じた費用を差し引いて算定された利益を示します。
モノ・サービス自体の直接の競争力だけではなく、営業活動(広告・マーケティング活動等)を含めた、営業活動の成果を示します。
 

営業利益=売上総利益-販管費

 

3.経常利益とは?

会社の営業力によって稼いだ利益(営業利益)から、借入金等の財務費用を差し引いて算定された利益を示します。
つまり、本業や営業力以外の、財務力等も含めて稼いだ成果を示します。
 

経常利益=営業利益+営業外収益―営業外費用

 
営業外収益には、受取利息・配当金等、営業外収益には支払利息等が挙げられます。
 

4.税引前利益とは?

経常利益から、臨時かつ巨額の特別的な損益をさしひいた利益を示します。
 

税引前利益=経常利益+特別利益-特別損失

 
特別利益には、固定資産売却益等、特別損失は固定資産除却損等が挙げられます。
 

5.税引後利益とは?

税引前利益から法人税等の税金を差し引いた利益を示します。会社が最終的に稼いだ利益のことです。
 

(税引後)当期純利益=税引前利益-法人税等

 
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