Archives for グループ税制
No232.【公認会計士が完全解説】のれんの税務処理と消費税の取扱い
1. 「のれん」とは? 「のれん」とは、事業等の買収額と受入時価純資産の差額のことです。 合併や事業譲渡、会社分割などで発生します。 「のれん」の実質的な内容は、受入事業等に関連する「見えない
No198.現物分配を受ける株主に「個人」が含まれる場合の適格判定
現物分配は、適格・非適格のどちらに該当するか?で、税務処理が異なってきます。 今回は、現物分配を受ける株主に「個人」が含まれる場合の「適格判定」についてまとめます。 1. 現物分
No194.繰越欠損金が引継げる「支配関係」の起算点 親会社が途中で変わった場合は?
グループ内「適格合併等」では、「支配関係が生じて5年超」の場合、被合併法人の「一定の繰越欠損金の引継ぎ」が可能となります。 しかし・・例えば、適格合併前の5年内に、途中で「親会社」が変わってし
No180.現物出資の税務処理と消費税 その2(具体例)
前回、現物出資の税務処理と消費税の関係をお伝えしましました。 今回は、上記を前提に、具体例を用いて仕訳を検討します。 1. 個人→法人への現物出資 個人が土地建
No179.現物出資の税務処理と消費税 その1(概要)
金銭以外の「財産」での出資は、「現物出資」と呼ばれます(会社法28、199)。 今回は、この現物出資の「税務処理」の概要をお伝えします。 次回は、具体例を用いて、仕訳を検討する予定です。 &n
No152.連結納税制度下での寄付金調整
100%グループ法人内での寄付金は、「寄付金修正」が必要になります。 一方、連結納税制度下では、「投資簿価修正」という制度があります。 では、「連結納税制度」を採用している場合の「寄付金修正」
No151.連結納税制度上の投資簿価修正
今回は、連結納税制度の中でも難題の・・「投資簿価修正」の論点を解説します。 連結納税制度では、連結納税子会社を売却する等の場合、当初に投資した「簿価」の修正を行います。 1. な
No129.適格現物分配1~解散・清算の会計処理/税務処理~
「現物分配」っていうのは、「剰余金の配当」を金銭以外の資産で行うことをいいます。 例えば、配当を、現金でなく「株式」で行う場合などですね! 現物分配を活用するケースはいろいろあります。 今回は、「子会社が解
No128.適格現物分配2~孫会社を子会社化する際の会計処理/税務処理~
前回に引き続き、現物分配を活用するケースとして、「孫会社株式を子会社にする際の現物分配」を例に、会計処理・税務処理を検討します。 1. 例題 「クレア社」の100%子会社「ビズ社」は、親会社に
No127.グループ内寄付金がある場合の申告調整1~子会社間の寄付~
グループ法人税制では・・ グループ内の寄付金は、寄付を行った法人は「全額損金不算入」となり、受領した法人は「全額益金不算入」となります。 しかし、寄附を行った法人の株主は、寄附金相当額のうち「持分割合に相当